重度の睡眠障害とパニック障害を乗り越えた過去の話
最近、身近な方にパニックの方がおられてふと『ああ、わたしにもそんなことあったな〜』って忘れるくらい治っていったことを思い出し、その体験を書いてみようと思います。
書き終えてみてあんまり助けにならないなあ・・・と思ったのですが笑
思い返すと様々な原因や、よかったこともあったように思いましたので、そのことも書いています。
これが誰かの助けになれば幸いです。
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それぞれ発症のきっかけ
私がパニックを発症したのは17歳くらい。
睡眠障害との戦いのが長くって17〜19歳までだった。
とはいえ短い方ですね。
きっともっと長く悩んでるかたがおられると思います。
二つのきっかけはその当時の付き合っていた彼。
その彼が本当に残念な行いばかりをする人で、朱に交われば赤くなる、言葉通り私も残念な女の子でした。
その人きっかけでまずは睡眠障害を患います。
私は友人とは仲も良かったのに睡眠障害のため昼夜逆転生活による絶賛不登校期に突入😂
起きたいけど起きられない(というか薬がないと寝られない、薬を飲むと朝起きられない)
負のループによる不登校状態というか、自分の感覚的には登校したくてもできないし、しょうがないか、もういいやみたいな感じでした。
ちょうどこんな写真が残っていた。
画質がヤバすぎる。
メンヘラ感がすごいですね。笑
今の自分と同一人物といえないくらい不健康でした。
そうなることがわかるから薬を飲みたくないと思って、独断でやめてみたら3日くらい寝れなくてメンタルも身体もボロボロ。諦めてお薬の力で寝ました。
寝たいのに眠れない、あれはほんとーーに苦しかったことだけいまだに覚えています。
そりゃ赤ちゃんも眠たくて泣くよね、って今なら思うくらい、私も泣いてました。
(なので重度としたけどもっとひどい方がいたらごめんなさい。)
パニック発作の始まり
記憶がぼんやりとしてるのですが、その時に一時彼が仲良くなったのが多分ちょっとあっち系の人だったのか?端くれなのか?
ただ単なる個人のひねくれ者なのか??
どちらにしろ、当時残念彼より格段に残念な
A男さんと呼びましょう。
その人がパニック発症のきっかけでした。
記憶がぼんやりしてるけど…脅されたんだっけな…?
いずれにせよ口調も強くて東京リベンジャーズの卍会的な
『は?お前なに?ぶん殴るよ?』みたいな
コミュニケーションしか取らない人で(あと笑い声が悪魔みたいでマジで気持ち悪かった・・・)
私にとっては怖くて、気持ち悪くてその人の話を聞いたり、電話してる声を聞いたり、思い出したりその人に関わる何某かでパニック発作が起きていました。
(幸い特に直接的な被害に遭ったりはしませんでした。)
彼は何か被害に遭っていたのかなあ。怒鳴られていたような気もするし。
ほんと記憶がぼんやりとしているのです。
やってよかったことパニック編
読み直していてちょっと蘇ったのはたしか、その人が来るとおかしくなるから、来るなら私はここにいたくないって外に出たり、寮に戻ったりもした気がします。
寮でも気持ち悪くなるほどの動悸を無理やり睡眠薬で眠るようにして強制終了させていました。不健康な状態ですが笑
この、無理にそのシチュエーションにい続けなくて良かったことも今思えば功を奏していたと思います。
(人間の神経回路は使われてる回路がどんどん強化されるので、パニックになればなるほど強化されたのでは?と思う。)
みんながみんなできるわけではないですが、もし軽度であれば速やかにその状況を変えられる範囲で変えていくのは有効なのでは?と思います。
家族と自分の質の問題
そして今振り返ると睡眠障害が同時に発生していたからパニックを引き起こしたのでは、ということ。
睡眠リズム崩れる→弱めメンタルが崩壊
みたいな。簡単すぎる図式です。笑
また、私の兄は統合失調症で、両親の夫婦仲も当時最高潮に悪い状態。(でも実は本当の最高潮は私が28歳くらいの時にまたやってきます)
自己肯定感も低かったので、基本いい子にしないと認められない、私が両親を支えなきゃみたいなマインドで育っていた私。
それにプラスしてのちに母も睡眠障害や精神安定剤を服用している事実がわかったことを思うとおそらく我が家は家系的に精神的に弱い家庭。
その遺伝子引き継ぎまくっているのに・・・ダメ押しだったのでしょう。
パニック時代のまとめ
なので、パニック発作自体はその人がいなくなり、自然と減り、当時幸い(?)学校もそんなにいかなかったのでよくいう電車とパニックはあまり結びついてませんでした。
むしろその後も電車より学校に行ける喜びの方が勝っていたと思います。(全くなかったわけではなかったです。)
これ、パニックさんならわかると思いますが、ひょんな道端でパニック発作になったりしてたのは覚えてます。
なんとか家に帰ったのかなあ。どうしていたんだろう。
(参考にならなくて申し訳ないです…)
原因との決別と偶然の采配
そしてその彼との終わりは、警察に逮捕されたことにより強制的に会えなくなり終わりを迎えます。
本当に刑事さんは朝突入してくるんですね😂
ドラマのようでしたが当時もお薬によってあり得ない眠気に襲われていたので、刑事さん思わしきおじさんが家の中に入ってきて
『〇〇君はどこ?どっち?』と泊まりに来ていた友人と隣で寝ている彼を確認されてうるさく感じた私は
「ねえ、誰か呼んでるよ、起きてよ」と
半分寝ながら彼を起こしました。
しばらくして彼が
「ちょっと行ってくるわ!」といつもの調子だったのでそのまま私は寝てしまい。
それが最後。
やっとちゃんと起きた時にはあれ?いない。
連絡取れない。
てことは・・・夢じゃない・・・状態。
急にぽつんと一人になりました。
なので家(寮)に戻ることにしました。
思い返して不思議なことがひとつ。
逮捕前、当時転がり込んでた彼の家からはまず飼ってた猫たち3匹が順に何故か脱走。
その後彼が逮捕。
前述の通りひとり残った私は『ここにいてもなあ。。。』と自分の住んでいた学生寮に帰ります。が、もしここに猫がいたりしたら。
そのままお世話のために残っていたかもしれません。
怖い話だ。。。あそこにいたらと思うとゾッとする。
そしてこの間にも色々あってその後彼とは自然に終わり(出所後?会いたい的なことを言われましたが)私の気持ちも早々に冷めたので引きずることもなく、強制的に縁が切れたお陰でなんとか、眠い眠い言いながら学校にも復活。
久しぶりの高校生活は卒業まで半年くらいに迫っていました。
高校生活は改めて通うとめちゃくちゃ楽しくて『うわ!もったいなかった!!』と超プラスに捉えていた私。
ちょっと、元気そうになっています。
色々知ってる友達も『あいちゃん戻って来れてよかったよ〜』と笑って迎えてくれました。笑
今や友人との笑えないような笑える話(?)です。
振り返ると違う話がたくさん出てきてしまいました。
今の私が振り返るまとめ
なのでまとめると…
・おそらくパニックの原因はA男
・その人が来なくなった、会わなくて良くなったことで自然と減る
・その後も出てくることはあっても薬で抑えずに済んだ程度だった
・睡眠障害の影響が大きかった?
・ただ元々の性格が自己肯定感が低い、不安症など神経症傾向はある。
という事でした。
そして健康になっている今だから思う原因これじゃない?というものたち。
・腸内環境が悪かった
→小学生の頃から便秘症で、うんちが毎日でるのが普通だって知ったのは大人になってからだった。
・ミネラル不足
→息子のかよう発達支援所で栄養の勉強があったのですが、発達障害に限らず心の病に陥っている人の多くが
ミネラルが足りていないことが多いそう。原因は加工食品や添加物などで必須ミネラルが消費されてしまうことにあるそう。
確かに当時寮生活というのもあって、寮のご飯に間に合わないとカップ麺とかジャンキーなものをよく食べていた。
ちゃんと専用のお皿を置いとけば健康的な寮の食事も食べれたのに。めんどくさくてやってなかったんですね・・・
反省。
・自尊心の低さ
→私なんての卑下する思いがベースに強いので、自分を大切にすることを知らなかった。それが『普通』だった。今じゃ驚き。
大人になり、一歩引いて家族を見てみたら我が家は一家揃って自尊心が低い気がします😂
・神経症傾向のある遺伝子?
→今でもヨガをやってるけど、不安が消えているわけではない。
時になんだこの不安感!ってものに襲われる。多分これは前述した通り、我が家の血筋なのでは?と思う。(メンタリストDaigoさんがそんな話してて納得。)
比較として旦那さんの家族みんなメンタルめちゃくちゃ安定しててびっくりした。
え、こんな家庭があるのか!とびっくり。そして憧れている。笑
とっても素敵な尊敬できるお義母さんです。。。太陽のおかあさん☀️
・感情=自分だった。
不安だ不安だ、怖い怖い!!!って感情に襲われた時にされるがままだった。
でも、ヨガをとおして、さらには瞑想で自分の中に存在する感情は自分自身ではない、と区別できてから取扱方がかわった。
ヴィパッサナー瞑想が大きい!!!
これは言葉で書くと陳腐なのですが、経験すると本当に違う。
と・・・というようなことも振り返ると考えられます。
完全克服に至るまで
また、高校卒業後も自分のと兄の精神不良がきっかけで大学で心理学を学びたい!と勉強に火がつきました。
そこから人生で初めて勉強が好きになり、自然と集中できる時間が増えたからか?
そもそも人間の心はなにか?と俯瞰できる視点を身につけたことによるモノなのか?
ヨガをまだ知らなかった大学時代もパニックはこの俯瞰によって落ち着いていったのかもしれません。
睡眠障害も大学生活によって少しずつ健全さを取り戻し睡眠障害は自然と解消。
(逆パターンよく聞きますけどね笑)
とはいえかなり最初の1年目は心優しい良き悪友たちに偽装出席も手伝ってもらいました・・・笑
リズムを掴むまで大変でしたが、集中すること、ドトールでの肉体労働アルバイトで健康的な疲れと良き仲間、良き経験をしていく中ですっかりよくなりました。
卒業する頃、卒論と就活に終われた一時期に久しぶりにパニックの軽い発作に襲われるも
「ああ、久しぶりのこの感覚!焦ってるぞ私!」と懐かしめる余裕がありました。
今も人より不安が強いことは確かですが、それをなくすことはできません。
でも、前よりも”私が”手綱を持って、心全体と上手に付き合えていると思います。
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終わりに。
当時は本当につらくて体も心も捨ててしまいたいくらいだったけど、今はその苦しい経験たちが私を色濃く豊かにしているんだと思えば許せる存在です。
(とはいえ当時の彼にはありがとう….とは心からは言えないかも。笑 辛い出来事で成長するとわかっても、もし娘がいたら同じ目には合わせたくない)
でもこういう経験が今の私を作ってくれていて、人生を考えたり、ヨガの哲学に出会うきっかけになっていると思うと。
私のカルマ(人生をかけてやるべき行い)はもしかすると
こういうことを伝えたり、おこがましいかもしれませんが誰かを癒すためなのかもしれないよなあ・・・と思う一節でした。
あえて話すことではないな〜と奥の方にほっぽられていた古い記憶を辿ってみるのは面白い発見に満ちていました。
この機会をくださったお二人の女性には感謝です^^
参考にはならないと思いますが、きっと今パニックに苦しむみなさんも「そんなことあったよね〜」と乗り越えていけるはずと信じて、気持ちを送ります。
OM shanti shanti shanti